このたび青年部長を務めさせていただくことになりました渋谷和正です。私たち青年部の活動を有意義なものにするために、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
ところで、皆さんは旅行先や仕事先で出会った街を羨ましく思ったことがありませんか?建築士会での活動も同じで、親会や女性部での活動や、他支部での活動に直接触れたとき、素敵だなと感じさせられる事が多々あります。もちろん、建築士会の活動以外にも、素晴らしい活動が数多くあります。そうした素敵な経験のなかから、私たちが自分なりに実施できそうなことを、この青年部で活かしていきたいと思います。
ここ数年、私たちは「ばら祭」や「一級建築士試験対策講習会」などの事業を実施しています。この活動は、市民との交流や、建築士の仲間を育てるという大きな目的のために、よそで感じた素敵な活動を自分たちなりにアレンジし実行に移してきた活動です。今でこそ当たり前に実施されている活動ですが、それぞれのスタート時には多くの悩みや迷いがあったはずです。おそらく、諸先輩方が勇気をもって一歩前へ踏み出された結果が今につながっているのだと思います。その一歩を踏み出した心の底には、この街、この会を良くしたいという強い情熱があったはずです。
では、私たちは、これからの新しい一歩を踏み出すために、何をしたらいいでしょうか。難しく感じるかもしれませんが、意外と簡単なことかもしれません。私が思うに、まずは自分たちの事を好きになる事、自分たちの街を好きになる事が一番です。好きでいればこそ、長所短所に気づくことができ、他のものと比較したときに、それを羨ましく思ったり、素敵に感じたりするのだと思います。そして、自らも素敵になりたいと想い始めます。その想いは様々でしょうが、それが大きくても小さくても「想い」は「想い」でしかありません。どんなに小さくても、まずは、勇気をもって「一歩前へ」踏み出すことが大切です。そして、メンバーみんなで一歩前へ踏み出していけたら、どれだけ素晴らしいことでしょうか。きっとその一歩は社会的にも素晴らしいことですし、皆さん自身にとっても有意義なことになるでしょう。
皆さん、一歩前へ踏み出すために、まずはこの街のことをどんどん好きになってください。そのために、建築士会の活動にどんどん参加してください。気が付いた時には、この街の発展を願って、自らの足が勝手に「一歩前へ」踏み出されていることと思います。
最後に、これまで青年部の活動を支えてくださった親会の皆様、諸先輩方、これからも青年部へのご指導をよろしくお願いいたします。
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